[2000.11.26]
  こんなときだから極上のお伽話で


 ▼セガ,コンシューマ事業の先行投資と価格政策の変更などで324億円の最終赤字転落(ZDII)
  http://www.zdnet.co.jp/zdii/0011/24/hn_005.html


 「これよりセガは,ゲーム業界を制圧する!」という人交(ひとまじり)社長のもと,極秘プロジェクト「セガガガ」が進められ,栄光のシェア100%を目指す。…しかし,「ゲームハードはこれで決まり,という時代にはならない。みんなそれぞれの路線を行く形になる」(小口氏)。セガガガは,ゲーム業界の,そしてゲームユーザーのお伽話でしかない。だが,今,このときのゲームだからこそ,上質のお伽話が必要なのだ。

 セガ社の9月中間期連結決算は純損失324億円の赤字となった。ドリームキャストの販売台数は世界で587万台,ネットワーク登録者も世界で155万人と増えたが,欧米でのドリームキャストの価格引き下げが影響。下期はネットワークゲームの発売が控えており,黒字を目指している。

 昨日の記事に続いて暗い話になるかというと,そうでもない。今発売されているドリームキャストマガジン誌はとてつもなく面白かった。「ファンタシースターオンライン(PSO)」を手がけるソニックチーム社社長の中氏と“あれ”を作るヒットメーカー社社長の小口氏の対談,ネットワーク対戦ができる「NFL2K1」の記事,んでもって,“あれ”である「セガガガ」(^_^;)の記事。

 すでに時は変わっているのだということを,私たちは実感できずにいる。あのとき,セガサターンは国内で370万台売れ,「バーチャファイター2」は170万本を売りさばいた。発売から2年経ったドリキャスは現在,国内で195万台にとどまり,いちばん売れたソフトも「シーマン」の53万本だ。これは別にセガに限った話ではなく,任天堂もソニーも,現状の有り様は一緒。ソフトウェア企業も,小さなところは消えていくし,大手の営業成績は目も当てられない。でも,気持ちとして,あの時のゲームに対するムーブメントが終わっていないような気でいる。だが,「ソフトを一生懸命作っても,かわいそうなぐらい儲からない」(中氏)時代,すでにその一番の深みにある。なのに,不思議なことにドリキャスのソフトにその懸念はない。まだ誰も体験したことがない世界を構築するPSO,ゲームハードシェア制圧を,“あの”セガが成し遂げるセガガガ。良質のお伽話が人の幸せの道標となるように,セガ開発分社のソフトは極上のお伽話となっている。とりあえず,羽田(^_^;)弥生ちゃんに,ふにゅ〜んヽ(´ー`)ノ(ってそういうゲームぢゃねぇ)。


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